テーマ〖ヨーロッパにおける宗教〗
はじめに
 私がこのテーマを選んだ理由は、第8週の「ヨーロッパの文化遺産」で紹介された、キリスト教美術の表現の多様性に興味を持ったからである。私は宗教に対し、ルールに縛られたとても堅苦しい分野であると誤解していた。多くの美術家たちは、自由な表現で神の姿を描き、信仰を深めている。宗教は、「神への服従」といった印象が強かったのだが、学習を通して未知のための誤解が多く存在することに気がついた。信仰を通して得るものはとても素晴らしいものばかりであり、お金では買うことのできない幸福を体験することができる。宗教が大きく影響しているヨーロッパの人生観、労働への価値観、ライフスタイルから、私たちが学び取れるものは多くある。人として学ぶべき宗教の魅力についてまとめたいと思い、このテーマについてレポートを書いていく。

本論
1.1宗教とは
神、または何らかのすぐれて尊く神聖なものに関する信仰。また、その教えやそれに基づく行いを宗教という。アメリカの心理学者ジェームズ・リューバによると、「宗教の定義は宗教学者の数ほどもある」とされており、「宗教定義集」では現在104の定義が挙げられている。宗教とは個人が自由に定義づけを行うことができ、自らが納得するような理解をすることができる。ため、宗教の定義は無限にあるとも考えられている。キリスト教美術、「受胎告知」では様々な構成描写により、宗教理解の多様性がはっきりと表れている。

 

 

 

 

 

 

 

 


キリスト教美術の存在意義は、自分が親交を深めるにあたってイメージしやすい宗教像を表現することであると考えた。このように、宗教とは自らが信仰対象を定め、信仰者が自由に定義を定めることができるものである。

1.2宗教の存在意義
 17世紀頃「科学」の発展まで、自然現象や災害の原因は神の怒りにあるとされていた。人々は神の怒りを鎮める手段として祈りや願い、捧げものを与え、宗教文化は発展していったとされている。科学が発展した今の時代でも人の力では解決できない「欲」を満たす手段としても受け継がれている。恋愛成就や学業成就。宗教は、今もなお科学で解決できない「何か」にこたえ続けている。

2.宗教が私たちに与えているもの
 科学が発展した今の時代でも途絶えることなく強く受け継がれる宗教は信仰者へ何を与えているのだろうか。ここでは3つの例を挙げながら、宗教が私たちにもたらすものについて考える。一つ目のテーマは「黄金律」である。黄金律とは「自分がしてもらいたいことを他人にもするべし」という教えである。キリスト教はもちろん、仏教やヒンドゥー教と、ヨーロッパ宗教のみならず、多くの宗教で共通してみられる教えである。このことから「他者への理解」は全人類共通に大切なことであるということがわかる。2つ目のテーマは「今を生きる」ということである。“今”を大切にし、集中することは自分自身を認め、現状に感謝し、愛することにつながるとされており、イエス・キリストは次のように述べている。「明日のことに思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その一日だけで十分だ。」イエスの主張では明日を心配することは時間の無駄遣いなのである。今を生きる。といった考えは、日々の生活をいとおしみ、今、に感謝をする「瞑想文化」に反映されている。3つ目は「自らの行いに責任を持つ」ということである。自分が行った悪は必ず帰ってくる。といった教えは多くの宗教で説かれつづけている。キリスト教では「カルマ」と呼ばれており、世で犯した罪は、死後の世界にまで引き継がれ、罰として必ず帰ってくるとされている。このような考えにより、ヨーロッパでは「神からの罰」という意識が強く、他者の目を意識した、日本人の「恥の文化」とは大きく違った考えであり、このような宗教背景が私たちの人生観にも大きく影響していると考えた。また、これほど基本的なことであっても、実際に日々このような行動をとることができているかと考えるとなかなか実行できていないことも事実である。

3.ヨーロッパ宗教をもっと身近に
 私たちは知識が浅いために宗教に対して、恐ろしさや堅苦しさのイメージが強く残ってしまっている。ところが、世の芸術家は自らがデザインした神の姿を信仰し、自分の手で宗教自体をカスタマイズしているのだ。グローバル化が進行する今の時代、私たちはたくさんの情報に触れ合う機会にあふれている。実は、クリスマスやバレンタインデーはキリスト教圏の年間行事の一つである。私たちは宗教にとらわれず楽しんでいる。ところが、宗教自体に対しての関心、多様感は感じられない。衝突や考えの違いを恐れる私たちは安全で居心地の良い「現状維持」を選んでしまう。日本古来の国文化がこのような結果を招いているのかもしれない。しかしヨーロッパ宗教から学べる事は多くあり、私たちは今後より広い視野を持って自分の人生を自由に選ぶべきである。私たちの生活はもっと良いもの、幸福に満ちたものへと変えていけるはずである。年間行事に楽しい「クリスマス」を取り入れたように、これからの生活に「自分が何かを信仰すること」を取り入れることは、私たちが今までに味わったことのないような幸福、エネルギーをもたらすのではないかと考える。そのためにももっと宗教と触れ合えるような情報システムを強化するべきである。今後このような宗教の多様性、宗教理解の機会が広まれば、世界はより強いつながりを持ち、新たな可能性は広がるのではないだろうか。私は夏、アメリカ語学留学へ参加する。「日本が取り込むべき宗教文化」を探すことを一つの学習テーマとして記録していこうと思う。

 

 

 

 

 

 

 


【参考文献】
聖書を題材にした絵画
http://ippanseisho.nomaki.jp/seishokaiga.html
受胎告知の絵画15選
http://mementmori-art.com/archives/20527292.html
絵画で見る配色
https://ameblo.jp/color-color/entry-10342437849.html
世界の宗教から学べる教訓
https://www.lifehacker.jp/2014/08/140825religion_lesson.html
宗教に対する寛容と多様性
https://www.scientologyreligion.jp/religious-expertises/religious-toleration/culture-boundedness-in-the-definition-of-religion.html

 

 

 

雨の日の外出もう怖くない…自宅でできるケア
日本人の髪質に合ったケラチン補給でサラサラ髪に
【琴髪トリートメント&ヘアミルク】
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=35U5GF+5AIQCY+4F2E+60WN7 href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=35U5GF+5AIQCY+4F2E+61C2P" rel="nofollow">
<img border="0" width="300" height="250" alt="" src="https://www28.a8.net/svt/bgt?aid=191203359320&wid=001&eno=01&mid=s00000020615001014000&mc=1"></a>
<img border="0" width="1" height="1" src="https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=35U5GF+5AIQCY+4F2E+61C2P" alt="">